令和 6 年 1 月 21 日(日)に『北九州地区研修会兼第 87 回生涯研修会』を行いました。
内容は温和堂はりきゅう院 院長 野間 希代巳 先生の「食養生と鍼灸」
養命鍼灸治療院 院長 関 功芳 先生の「刺さない鍼でも効果を出せる~鍉鍼治療」
の二部構成でお話をしていただきました。
「食養生と鍼灸」のセッションでは、野間先生による陰陽五行説をベースにした食生活の説明がありました。
特に印象的だったのは、野間先生手作りの黒豆と肉桂(シナモン)を炒ったお茶。これは季節に合わせた食養生の一環で、体を内側から整える効果が期待できるんです。また、普段あまり意識していないマグネシウムの重要性についての話には、多くの参加者が驚きの声を上げていました。
そして、咀嚼の重要性についての話もあり、食事の取り方一つで健康が大きく左右されることを改めて認識しました。
日常の暮らし方に体調の不和が潜んでいるため、鍼灸だけでなく患者様に生活の中で実現可能な食養を行ってもらうことの重要性に改めて気が付く講習会となりました。
「刺さない鍼でも効果を出せる~鍉鍼治療」のセッションでは、関先生が実技を交えて症例をあげ、鍉鍼の効果について解説してくださいました。実際の臨床例を参照しながら、様々な症状に対応する鍉鍼の使い方を関先生の実技を踏まえて学び、非侵襲的な治療方法としての可能性を実感することができました。
この研修会を通じて、食養生と鍼灸の深い関係性、そして刺さない鍼の技術についての知識を深めることができ、とても充実した一日を過ごすことができました。
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